第8回:株式会社美元

美元の社長が語るユース支援の形 なぜトップチームだけではなく、下部組織も支援するのか

写真中央:代表取締役 島袋直樹 
株式会社ゼルビア パートナー事業部長 大室旭

VOICeSは、FC町田ゼルビアを熱くご支援くださっているパートナー企業様の『声』をお届けするコンテンツです。
第8回目となる今回は、株式会社美元の島袋直樹代表をお招きし、話を伺いました。

実はこのインタビュー、アカデミーへのウェア贈呈式の直後に行われたものです。

贈呈式の中で、選手たちと「とある約束」をした島袋代表。
プロサッカーチームへの協賛において、トップチームだけでなく育成世代をも支援する理由を伺いました。

どうぞ最後までお楽しみください!

目次

そもそもゼルビアとの接点は、何がきっかけだったのですか。

スポーツチームの支援について力を入れていこうと考えている中で、株式会社IR Roboticsの金成柱社長からのご紹介がきっかけとなりました。 私どもは薬用育毛剤を販売している会社ですが、設立5年目で、ある程度業績にゆとりが出てきた中で、サッカー業界、そのなかでもゼルビアさんを支援することに決めました。

金社長からお誘いを受けた時の率直な気持ちはいかがでしたか。

うれしかったですね。金さんのように、グイグイと引っ張っていただく方がいると、パートナー企業になりやすいという側面はあると思います。パートナー企業になれば、どっぷりハマる方もいらっしゃるでしょう。
まさに島袋社長がハマっていただいたその一人ですよね。今年の開幕戦である山形戦にお越しいただいた際も、「こんなに良いスタジアムなのですね!」とホームの雰囲気をすごく気に入ってくださいました。
最後にJリーグの試合を見てから8年ぐらいの間隔が空きましたが、純粋に面白かったです。応援できるチームを持つことは難しいなと思っている中で、パートナー企業になるというきっかけからゼルビアのファンになりました。

そこまでの衝撃だったのですね。

試合も最後に追いつく形となって、個人的にも気持ちが盛り上がりました。パートナー企業の一員から、ファンへ立場が切り替わるぐらいの衝撃でした。 あと得点シーンにはREDENの広告も出ますしね!

先ほど、「スポーツチームの支援に力を入れていこうと考えていたタイミング」というお話がありましたが、そう思うようになったきっかけは何ですか。

綺麗事を抜きにして、事業は社会貢献だと思っています。事業で成功して、利益が出ると、いろいろな形で社会貢献や支援をしていくことが重要です。私はスポーツをやってきたため、まずはスポーツで社会貢献をしたいという想いがあります。ゼルビアのユース選手の中で、いずれは起業したいという人が出てきた時に、「美元のような、スポーツや社会に貢献できる会社が良いな」と、頭の片隅にでも我が社のことがあるとうれしいですね。
パートナー企業としての関係性がスタートしたことにより、トップチームの選手たちへのREDENシャンプーの商品提供もしていただいています。ゼルビアにはREDENシャンプーのターゲット層である30代後半の選手もいるので、ありがたく活用させていただいています!
ゼルビアとは意思疎通をする中で、細かく要望に応えていただいている印象です。「ここまで柔軟にやってくれるんだ!」というポジティブな印象を受けています。

確かに中島裕希選手や長谷川アーリアジャスール選手が美元様の商品である「REDEN」をSNSなどで紹介していたのを拝見しました。

YouTubeに出ている島袋社長として認識している選手もいるぐらいですよ。
それは恐縮です(笑)。
ゼルビアのパートナー企業様は、「BtoB」系の企業様が多く、「BtoC」の企業様が少ない中、美元様には薬用育毛シャンプーなどをご提供いただき、選手が活用する形を取らせていただいています。ゼルビアとしても、できることが広がっています。

美元様とは2020年からオフィシャルクラブパートナーとしてのお付き合いが始まりました。また今年からユースチームのウォーミングアップウェア提供にもご協力いただくなど、トップチームだけにとどまらずご支援いただいています。

私自身もサッカーをやっていた時期があり、その中で能力はあるのに、経済的理由でサッカーを続けることが出来ずにあきらめた人たちを見てきました。また、今後のサッカー界が発展する上で、育成は重要であるため、ユースチームの力になりたいと思った次第です。

ウォーミングアップウェア贈呈式では選手たちも大変喜んでいました。

願わくば、町田の企業さんにも、こういった形で支援ができるんだとご理解いただけるとうれしいです。例えば、「ソックスは我々がやります」といったように細分化された形でも良いでしょう。我々のこうした支援が、地域ぐるみでユース世代から支援していくきっかけ作りになれば良いなと思っています。

下部組織支援の先導者になりたいと。

やっぱり選手たちがグラウンドに立っている姿を見ると、応援したい気持ちがフツフツと湧いてきます。この中からプロで活躍する選手が何人出てくるだろうという期待感もあります。今回の支援が一つのきっかけとなって、もっとユースを支援する企業がたくさん出てくることを願っていますし、うちに続く協賛企業が町田から出てほしいと思います。

贈呈式の際に選手たちに対しては、「ここから5年という期限を決めて、世界へ挑戦していきましょう」というメッセージを贈られていたことも印象的です。

設立から5年が経ち、スカルプ業界である程度認知されてきたため、我々もここから飛躍して世界に飛び立とうと思っています。ユースの選手たちもユースからJリーグで活躍して、海外に行ってほしいという気持ちがあります。いつか世界に飛び出す選手が輩出されて、「あの時、美元の社長さんがこう言っていたことが…」といったコメントをしていただけると、こんなにうれしいことはありません。

5年という期限を設定したことも印象的です。

人生には限りがありますから。ただ3年は早いですし、5年がリアルな数字でしょう。

今後、美元様と関係性を広げていく上で、何か具体的なアイディアはありますか?

ユースチームへのウェアのご提供に続き、例えば、家庭環境により海外遠征が難しい選手たちを支援する奨学金制度などは検討材料になるかもしれません。実際にそういったお話はさせていただいています。
「REDEN奨学金」みたいな形をできればと。そういった支援を街ぐるみでできれば、「町田のアカデミーに行くのもアリだよね」という流れを作れるのかなと思います。

そこまで考えてくださっているのですね!

地場の企業が下部組織に少しずつ協賛して、ある程度の金額になれば、下部組織の運営の安定に繋がります。私たちがそのきっかけになれると良いなと思っています。
パートナー企業様の形はいろいろとある中で、島袋社長の方から、「下部組織を支援するやり方はありますか?」といったご相談をしていただきました。スタジアムの看板掲出や、ユニフォームにロゴを入れるといった形ではなく、違った切り口でご相談いただいて、こちらとしても改めて感謝申し上げます。
我々としても、ユースチームの支援ができてうれしいです。
これはアイディアベースですが、新たな取り組みとして、YouTuberの島袋社長とゼルビア、この双方が告知できるような展開はいかがでしょうか。
金さんと一緒に「ゼルビアパートナー企業チャンネル」をやるのは良いかもしれません。(ゼルビアのパートナー企業になるには)「町田に住んでいなくても、良いから!」と、声高にアピールしますよ。
今後も、今までになかったことを形にできるとうれしいです。今日はお忙しいところ、ありがとうございました。
今後も、J1昇格というストーリーをパートナー企業という立場から一緒に歩んでいきたいと思っています。ありがとうございました。
社名:株式会社美元

カテゴリー:オフィシャルクラブパートナー

業種:美容品開発・販売

代表取締役:島袋 直樹

公式サイト:http://be-gen.jp/

所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-1-26-225

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