第10回:株式会社浅田飴

「あの時のゼルビア」 SNSでの交流から生まれたパートナーシップ

画像左より
株式会社ゼルビア マーケティング部 萩原翠
株式会社浅田飴 専務 玉木卓
株式会社浅田飴 代表取締役社長 堀内邦彦
株式会社ゼルビア パートナー事業部 山川隆晃
株式会社ゼルビア マーケティング部 野本倫央

VOICeSは、FC町田ゼルビアを熱くご支援くださっているパートナー企業様の『声』をお届けするコンテンツです。

第10回目となる今回は、「戦うのどに浅田飴」でお馴染みの株式会社浅田飴様を訪問し、話を伺いました。
堀内代表取締役社長、玉木専務、そして"公式Twitter担当さん"のお三方より、パートナーになるまでのストーリーを伺いました。
(なお、"公式Twitter担当さん"は顔出しNGのため、インタビュー内では浅田飴の缶の写真を使用しています。)

今回は営業担当だけでなく、グッズ制作に関わるスタッフもインタビューに参加!

どうぞ最後までお楽しみください!

目次

遡ること2018年10月。FC町田ゼルビアvs大分トリニータ戦で、浅田飴様とFC町田ゼルビア後援会とのTwitter上での交流がきっかけになったとお聞きしました。この話は後援会OBである野本さんが詳しいのでしょうか?

浅田飴様が大分さんのパートナー企業になられたことは、SNSでも非常に盛り上がっていました。当時の私はまだイチサポーターでしたが、単純にうらやましかったですし、Jリーグクラブを応援するパートナー企業が増えたこともうれしかったです。そうした想いを伝えようと、怒られることも覚悟の上で、浅田飴様のイラストが入ったPOPを制作し、その上で町田でもこんな飴が売っているという告知もさせていただきました。
その「うれしかった」という感覚が、こちらとしてもうれしかったです。イチ企業がイチサッカークラブのパートナー企業になることに対して、他クラブのサポーターの方々からネガティブな反応があるのではないか。それは、我々が一番気にしていたことでしたから。「うれしい」「ようこそJリーグへ」というその気持ちが、我々としては刺さりました。
サッカークラブを応援してくれる企業が増えることは、サッカークラブの可能性が広がることに繋がりますから。
我々としては逆に歓迎していただいて、良かったという安心感が生まれました。やはりサポーターの皆さんはクラブを愛していますが、それ以上にサッカー界全体を盛り上げようという気持ちが強いんだと知って感動しました。

ゼルビアはもともと外からの空気を受け入れる土壌がありますし、また町田の方々も外から来る人々をウェルカムに受け入れる人としての温かさがありますよね。

本当にそう思いますね。5月30日のギラヴァンツ北九州戦でマッチデーをやらせていただいた折に、挨拶をさせていただくと、スタジアム中のサポーターの方々から盛大な拍手を頂戴しました。その音量たるや、私が話せないぐらいのボリュームでした。とてもうれしかったですし、我々のことを受け入れてくださったという気持ちが、すごく伝わってきました。
もしかしたらネガティブな反応もあるのではないか…と心配している中で、対戦相手のサポーターから「ようこそJリーグへ」とツイートいただいたことはすごく感動的でした。ゼルビアさんからご連絡頂いた時は、真っ先に当時の話をしましたよね?
あの時のゼルビアさんからお声掛けをいただいたと、社内で共有しました。
最初は私の方からお電話でご連絡させていただきました。2018年の関わりもありましたが、浅田飴様は大分トリニータさんだけでなく、Bリーグの千葉ジェッツさんのパートナー企業様でもありましたし、スポーツの協賛に関して、ご理解をいただいている企業様と感じておりました。ぜひゼルビアも一緒に取り組みをさせてほしいとダメ元で電話したところ…、玉木専務にお電話を繋いでいただけました。歴史ある企業様ですので、受付の方のところで「検討します」で終わるだろうと思っていたのですが、お電話を繋いでいただき、感謝しています。
「あの時のゼルビアさん」ですから、門前払いなんて、滅相もございません。そしてコラボ商品化を進める中で、晴れて契約という流れになりました。

後援会の働き掛けが布石となったのですね! 浅田飴様にご協賛いただけそうだと聞いた時、野本さんはいかがでしたか?

驚きが大きく、鳥肌が立ちました。とにかくうれしかったですから、山川にも「商品化しましょう!」と真っ先に伝えました。
パートナー企業契約を報告するクラブのツイートの反響もすごかったです!

Jリーグサポーターの間でも大分の片野坂知宏監督の声枯れは話題でしたから。ポポヴィッチ監督も声が大きく、ノドは大丈夫かな…と心配になるぐらいですが、浅田飴様に守っていただき、ありがとうございます!

もっとお贈りしましょうか。
喜ぶと思います!

コラボ商品化の裏話があれば聞かせて下さい。

新しいことは1種類ではなく、パッケージのデザインを複数作ることでした。
マスコットと選手、2パターンのデザインを作りたかったので、そこは無理を言ってお願いを聞いていただきました。こちらとしてはご承諾いただき、大変ありがたい話です。

ちなみに、選手では平戸太貴選手と髙江麗央選手が選ばれた理由は?

私も聞きたかったです。なぜその2選手だったのですか?
叫んでいるものを絶対条件として、「映える写真」と「中心選手」という2つの条件で選んだところ、こちらの2選手になりました。

実際の販売の手ごたえはいかがですか?

販売初日となった北九州戦の日は、グッズ売り場でお待ちいただく列が途切れないぐらいでした。特典や2パターンのパッケージをご用意していただいたことで2つとも買っていただく方もいました。また特典である選手のパネルが欲しいというお声もたくさんいただきました。大変感謝しています。

すごい売れ行きだったのですね!

現在はオンラインでも販売していますし、ゼルビアのグッズを取り扱っている店舗に置いていただき、店頭でもご購入いただけるようにお話を進めさせていただいています。

パートナー契約締結を発表された際には、堀内社長自ら直筆のメッセージを出されていたことが印象的です。

実際に戸惑いや驚きの声も聞こえていましたし、私たちが思っていることを率直に伝えるには、キーボードを叩いて、形式的にメッセージを出すだけでは想いが伝わらないと考えました。私は字が汚いので、書くのは恥ずかしいですが(苦笑)、気持ちを伝えるならば直筆の方が伝わるだろうと。契約締結までのいきさつと、大分さんに対しての気持ちが変わらないこと、そして皆さんのおかげであるという感謝の気持ちを、心を込めて書きました。

ちなみに、ニータンとゼルビーのイラストも堀内社長が?

文字だけだと味気ないですし、もともと絵を描くことが好きですから。また絵が載っていると、見た方々も気持ちがホッコリするだろうから、ちょっと入れようかなと、挑戦しました。

かなりリアリティーがあるイラストでした。

ありがとうございます。ニータンよりも、ゼルビーの方が描くのは難しかったですね。

新たなコラボ商品化に向けてのイメージはありますか?

ファン・サポーターの方々には、「今年はどういうデザインでくるのか?」といった関心を引く形で、恒例行事にしていきたいですね。
お話を進める中でも、単発で終わるのではなく、継続的にできることを模索しましょうというお話をしてきました。毎年アプローチを変えながら、一緒に走っていきたいです。
私たちも同じ気持ちです。

継続的なお付き合いをお約束いただき、ありがとうございます! 今後のゼルビアに対しての期待について聞かせて下さい。

こうして仲間になったからには一緒に盛り上げていきたいです。ただ我々がご協力できることは応援に対する援助、後方支援です。今は大きな声で応援はできませんが、近い将来、スタジアムで声を出して応援すること、笑うことができるようになって、クラブが盛り上がり、いずれはJ1へ行っていただきたいです。今後も力を合わせてやっていきたいですし、野津田のスタジアムに1万5000人のお客さんが入って、応援する光景も見たいです。

山川さんは浅田飴様と今後、どんな関係性を構築していきたいですか。

これからも末長くお付き合いいただける関係性を築いていきたいですし、できる限り、お互いにとってプラスになることを考えていきたいです。また社員の方々にも、ゼルビアをどんどん好きになっていただけるように頑張ります。
試合結果が社員の士気に影響しますから、そこのところ、よろしくお願い致します(笑)。また社員に一体感が出ることも、パートナー企業として協賛する大きな理由の1つです。
先日はゼルビー訪問でお世話になりました。 (ゼルビー訪問の様子はこちら
親近感を持ちましたから、ゼルビーのことはもう他人と思っていません。各現場に回っていただいたところ、「キャー、私のゼルビー!」と大人気でした(笑)。

さすが、マスコット界のイケメン枠!

その場にいられなかった在宅勤務の社員から、「いれば良かった!」という反応もあるほどでした。これからも、月イチぐらいで来て下さい(笑)。
前向きに検討させていただきます(笑)。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
社名:株式会社浅田飴

カテゴリー:オフィシャルクラブパートナー

業種:医薬品、医薬部外品、健康食品の製造並びに販売

代表取締役社長:堀内邦彦

公式サイト:https://www.asadaame.co.jp

所在地:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町 2-6-1

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