オフィシャルクラブパートナー
第15回:Vista Plusパートナーズ
”初めて” づくしのパートナーシップ
2022年11月05日
パートナー様へのインタビューを通して、クラブとの取り組み事例の共有や各パートナー様の想いを感じていただき、より良いパートナーシップを築くための参考にしていただくインタビュー企画です。
今回のインタビューは、「VistaPlusパートナーズ月間MBP」などで町田ゼルビアをサポートされております、VistaPlusパートナーズ様へのインタビューです。
インタビューはパートナーズシップの運営を行うPSI(プラスクラス・スポーツ・インキュベーション)がオンラインで行っています。
#1
きっかけとなった1通のメール
最初に、ゼルビアさんのパートナーになったきっかけや背景、思いをお聞かせください。
私自身町田の成瀬出身ということもあり、J2に昇格した2012年に初めて試合を観に行ってからゼルビアを応援するようになりました。選手が頑張っている姿に、自分も頑張ろうと元気をもらっていたとき、ゼルビアが公式スポンサーを募集していることを知りました。昔からゼルビアには思い入れがあったのでご連絡したら、すぐに伊東さんが来てくださいましたね(笑)
お問い合わせを受けてすぐに「僕が行ってきます!」と言って、本当に我先に行ってしまいました(笑)
これまでにもそのようなきっかけで企業様から連絡が来たことはあるのですか?
いえ、実はこれまでスポンサー募集のリリースを出したことがなく、応募してくださる企業さんがいるのか正直不安もあった中で一番最初にご連絡いただいたのがVistaPlusさんでした。そのときはクラブパートナーというかたちで、今年からはオフィシャルクラブパートナーとしてご協賛いただいています。
パートナーになったのはビジネスにつなげたいというより、単純に私がゼルビアのことを好きだったからですね。サッカー自体も好きですし、ゼルビアのことはずっと応援してきたので、力になりたいと思いました。
なるほど。サッカーがお好きということですが、ご自身でもサッカーの経験があるのでしょうか?
いえ、実際にやっていたスポーツは野球とバスケットボールだったのですが、サッカーは観戦するのが好きなんです。サッカーの熱狂感がすごく好きで、実際にスペインで何試合も観戦しました。「いつか自分のチームを作りたい」なんて夢もありましたが、さすがにそれは難しいので、今ゼルビアのスポンサーとして応援できていることが嬉しいですね。
#2
ビジネスシーンで活かすパートナーシップ
実際にスポンサーになって感じたことや、社内外の反応などはありましたか?
社内で言うと、正直なところまだ「社長が何かやっている」くらいの感じだと思います(笑)
23区内に住んでいる社員が多いので足は向きづらいですが、これから熱量が上がっていくことを期待しています。
社外からの反応はどうだったのでしょうか?
社外の方とは、Jリーグチームのスポンサーということが仕事上でも会話のきっかけになっているというのは感じていますし、社内からも同じ声を聞きます。スポーツが好きな方は多いので、Jリーグチームのスポンサーをやっているんですという話をすると、その話題で盛り上がったり関係性が深まったりすることを実感しています。
社外的にはゼルビアさんとのパートナーシップに好意的な反応が多いのですね。板垣さんが個人的に感じたことはありますか?
個人的には、スポンサーとなってから観戦に行く回数も増えましたし、応援したい思いも強くなり、ゼルビアへの熱量はさらに上がりました。過去に観客動員数が1万人近い試合があったのですが、ファンサポーターの活気ある応援は見ていて楽しいですし、ゼルビアを通して町田市がもっと盛り上がったらいいなと思います。
上のリーグに上がるとそれだけ注目度も上がりますし、アウェイのサポーターもたくさん来てくださるので、クラブとしては変わらずそこを目指していきます。
町田は横浜と東京という大都市に挟まれているので、少し存在感が薄い部分があると感じています。私が町田市に住んでいた当時は、町田出身と話しても場所をわかってくれない方も多かったので、ゼルビアの活躍で「町田」の名前がより知れ渡ってくれればいいなと思います。
ゼルビアが名物になるといいですよね。実際にJリーグのクラブには、地方をホームタウンにしながらも、知名度が高いクラブもありますからね。
町田に「サッカーの町」というイメージが定着するといいですよね。
#3
インターン生発案の企画に初協賛
次の質問ですが、実際にゼルビアさんと一緒にアクティベーションを行った事例などがありましたらお伺いできればと思います。
1つは「VistaPlusパートナーズ月間MBP」というものがあります。シーズン内の全公式戦において、最も活躍した選手をファンサポーターの投票をもとに月1名選出し、表彰しています。もともとゼルビアさんの方でも行っていたそうなのですが、伊東さんに「何か新しいことを始めたいと思っていて」と飲みの場で相談されて、ゼルビアのインターンをしていた岡田君と一緒に発案しました。
コロナ禍で選手とサポーター間のコミュニケーションがネット上のみになり、このままではコミュニケーションを取る機会が減ってしまうという危機感からこの取り組みを始めました。SNSを活用して選手とサポーターがつながることができたらいいなと思ったのですが、やはり直接のやり取りは難しく、「ファンサポーターは選手のことを応援している」という思いが伝わったらいいなと思い考えたんです。
学生が発案した企画にパートナーさんが賛同したというのは初めての事例と伺いました。コロナ禍という制約がある中でも、選手に直接声を届けられるというのはとてもよい取り組みですよね。
投票してもらう際、コメントも併せて募集しているのですが、受賞選手にはそのコメントも伝えられるよう、資料にまとめて渡しています。ネット上でも応援できる仕組みを作ったので、ゼルビアをさらに好きになってもらえたらいいなと思っています。
受賞のときに選手に渡しているクリスタルは、ファンの方でも購入できるのですか?
ご購入いただけます。実は結構人気で、レンタル移籍でゼルビアに来ている選手の、移籍前のクラブのファンの方からも購入いただくことも結構あります。しかもこれを作っていただいているのは町田の企業さんなので、地域の活性化にもつながっていると思っています。
実際にファンの方からも反響があったのですね。
Twitterで「VistaPlusパートナーズ月間MBP」についてリリースしたときには、ファンの方から「こういう企画を応援してくれる企業さんがいることは素晴らしい」という声も頂き、良い印象を持っていただいていると感じています。
Vista Plusパートナーズ様のサイトにはインターンの募集もあったかと思いますが、その際にもゼルビアさんのパートナー企業だったことがポジティブに働いたことはありましたか?
ありました。インターンの方でもサッカーが好きな方がいるので、共通の話題として使えるところではあります。弊社は一般企業に対してコンサルティングを行っているので、地域に対する貢献が見えにくい会社だと思っています。そういった意味では、パートナーをやることで地域への貢献が目に見える形で表現できているのではと感じています。
最後の質問ですが、今後行っていきたいところのお話をお伺いできればと思っています。ここに関しては、受賞してより選手が嬉しいと思える企画にしたいということを伊東さんから伺っていますが、何かお考えの部分はありますか?
そうですね。今回は月間MBPをやったので、同じものをやり続けるのも私の性分に合わないところもあるので。
MBPも今の形から発展させたいとは考えています。来期はコロナの状況も今よりは改善すると思うので、よりリアルな形で実施できればと思っています。例えば、MBPの表彰を試合の前後にスタジアムで実施するなどして、皆さんがより楽しめるやり方が模索できればと思ってます。
#4
MBPとその先
今年から始まった企画とのことですが、すでに効果が出ていて来年以降もゼルビアさんとVistaPlusさんの取り組みが楽しみです。
最後に今後クラブと一緒に行っていきたいことをお聞かせください。
自分たちの事業がゼルビアさんにどのようにつながるのかは、正直まだ見えていない部分もあります。ですが、ゼルビアを共通項にして多くの仲間が集まり、そこから新たなビジネスが生まれたら素晴らしいと思っています。弊社もこれまで得た知見を活かして今後もゼルビアさんに協力できたらうれしいです。
伊東さんは将来的に、VistaPlusさんとの取り組みについて期待されていることはありますか?
うちにはパートナー企業さんが400社近くいらっしゃるので、VistaPlusさんの事業とつながる企業さんをご紹介して、そこから新しいことが始められたらいいなと思っています。それと、僕が個人的にスタートアップやベンチャー企業が好きなので、そういった企業さんを支援する側として、VistaPlusさんにお力添えしていただけたらうれしいです。
僕は今年がゼルビアでのラストイヤーなので、「VistaPlusパートナーズ月間MBP」の枠組みをしっかりと作って、新しい人が入りたいと思えるような土壌を整備したいですし、それが僕の使命だと思っています。
最後に、ぜひファンの方々に向けてメッセージをお願いいたします。
満員の野津田のスタジアムを是非見たいと思っていますので、みなさんこれからもよろしくお願いします。
ありがとうございます。
スタジアムが満員になって、町田がさらに盛り上がるのが楽しみですね。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
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